応募対象の概要
機器をクラウドの人工知能に接続することで、生活習慣を学習したり新しい機能を追加できる人に寄り添うAIoT家電。発話機能には、本体に内蔵している本体発話と、クラウドの情報を活用して発話内容を変えられるクラウド発話が有ります。更に、クラウド発話では任意の時間、機器に任意の言葉を発話させることができます。
フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント
白物家電は必需品なので、老若男女誰でも持っている、エアコンや冷蔵庫は24時間365日、常に通電している、家の中の複数の部屋に有るなどの特長が有り、どこかにしまっていざという時に見つからなかったり壊れていて使えないという事が有りません。さらに、今回の提案では特殊な機能を使わないので、新製品だけでなく既に購入し使用している機器もサービスの対象になります。このように住民側も、情報を利用し発信する自治体側も特別なものは何も準備することなく、いざという時に備えられるので、「頑張らない防災」が実現できます。
カテゴリ
被害のレベル
プロブレムの種類
活用タイミング
汎用性評価
69 /100点
これまで独立していた1つ1つの家電製品を、インターネットでクラウド上の人工知能に接続することで、生活パターンを学習し、いつでも適切なコントロールが行えるため、日常時の、「When」と「Why」で評価が高い。また、家族だけでなく世界とつながることで、多くの人々に役立つ情報を提供できることから、「Who」の評価も高い。家電が収集したデータを常に分析し、停電や被災の状況を確認することで安否確認につながるため、非常時の「When」「Why」「Who」で高い評価となっている。
有効性評価
68 /100点
身近な家電製品を、インターネットでクラウド上の人工知能に接続することにより、生活パターンに合った効率的な活用が可能となるため、「日常時のQOL影響能力」が評価されている。また、それぞれの家電に内蔵のディスプレーやスピーカーから災害情報や避難勧告を伝えられることから、「非常時QOL影響能力」の評価が高い。家電メーカー各社が、人工知能との連携で、さまざまな可能性を導き出すことが期待できるため、「開発促進」「新規創生」「価値共有」でも高い評価を得ている。
総評
これまでの一般的な家電製品は、供給電源により、調理や空調、冷蔵などに使われてきた。これらを全てインターネットでつなぎ、人工知能で分析することにより、生活パターンに合った活用ができるため、「汎用性」の評価が高い。家電製品は、それぞれ特徴的な機能を持っており、テレビに情報を映し出す、効率的な空調管理を行う、食材に合わせて冷蔵温度など、適切な対応が可能となる。後から機能を追加したり、地域特有の情報を受信できるなど、日常時にも非常時にもきめ細かなサービスを受けられるため、「有効性」が高く評価されている。
受賞者コメント
白物家電は必需品なので、老若男女誰でも持っている、エアコンや冷蔵庫は24時間365日、常に通電している、家の中の複数の部屋に有るなどの特長が有り、どこかにしまっていざという時に見つからなかったり壊れていて使えないという事が無い。さらに、今回の提案では特殊な機能を使わないので、新製品だけでなく既に購入し使用している機器もサービスの対象になる。このように住民側も、情報を利用し発信する自治体側も特別なものは何も準備することなく、いざという時に備えられるので、「頑張らない防災」が実現できる。
受賞者プロフィール
シャープ株式会社 佐藤浩司国立研究開発法人 防災科学技術研究所 取出新吾