ふだん木/FUDAN-GI

応募対象の概要

日常的に机やベンチなどの組み立て式什器として使用しながら、災害時には簡易シェルターをはじめとして多用途に活用できる木組みシステム。昨年度アイデア部門に応募・入選した「FUDAN-GI」のアイデアを発展させ、商店街に新規オープンした物販店舗2店舗と、同商店街の学生活動拠点を舞台に社会実装したものである。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

30mm×90mmの断面をもつ木材を使用。端部形状をロ型・凹型とし、これらを組み合わせることで工具や金物を使わないシンプルな接合方法で成立する。長さや形状の異なる部材を用いることでベンチ・机・棚・屋台・間仕切りなど多様に展開でき、それらを日常生活のさまざまな場面で使用することが災害への備え(ストック)に直結する仕組みである。日常的に使用することで災害時でも容易に活用でき、時間や状況に応じた環境をその場にいる人たちの手で作っていくことが出来る。このシステムを、地域の木を地域で加工し地域で使う仕組みとしてオープンソース化することで、森林大国かつ災害大国であるわが国における地域防災のスタンダードになり得る。
日常時 ふだん木/FUDAN-GI:日常時
普段からさまざまな場所・場面において、ベンチや机・棚など多様に展開できる組み立て式什器として活用。組み替えも容易なことから、レイアウト変更やイベント等に合わせた臨機応変な活用も期待できる。地域防災を担う防災ストックとしての側面を持ちながらも、日常生活に木の香りや温かみをもたらしてくれる存在である。
非常時 ふだん木/FUDAN-GI:非常時
「基本モジュール」をベースに、必要に応じてカスタマイズすることで多様かつ個別ニーズにも対応した簡易シェルター空間をつくることができる。その場所にある什器を組み替えて使うため、避難フェーズや時間帯・人数などに応じたきめ細やかな環境構築が可能であり、その作業を通じた避難所コミュニティの形成も期待できる。