ちりばめられる灯火

応募対象の概要

温度差発電により公園什器を照明として扱う提案。地中の温度と大気の温度差を利用した発電システムを用いて什器自体で発電を行う。電気幹線から解放された灯火たちは、大きさも輝きの度合いも様々に公園全体にちりばめられる。日中の気温変動の厳しい地域ほど発電量は増大し、夜間の輝きを増して人々に優しく寄り添う。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

ランドスケープの構成要素毎に熱電対および蓄電池の設置位置や寸法を調整する。地中温度は地下10m以深で年中一定となる。ただし、本計画では地上部との温度差がキーであるため、地中温度の安定性は厳密に求めなくとも問題ないと考え、施工が比較的容易な地下1~2m程度の範囲に熱電対を設置する。金属の内部に温度差があると、起電力を生じる「ゼーベック効果」を利用する。温度が四季を通じて安定している地中を一端として地上に出した放熱板との温度差を利用して発電し、蓄電池に充電する。
日常時 ちりばめられる灯火:日常時
蓄電度合い(日中の温度変化の度合い)に応じて、あかりの灯り方が変化するデザイン。熱電対の温度差の方向性によって季節感を演出する。気温と地中温度との差の少ない中間期は人肌によって温度ムラ=照度ムラが生じる。
非常時 ちりばめられる灯火:非常時
学校の校庭、広場、公園等のほか、ストリートファニチャーとして道路沿いに設置することでより多くの人の利用が見込まれる。
寒波や積雪等の状況下であっても、地中との温度差によって発電を続けることで設備インフラの断絶にも対応が可能。